混練機
加圧型ニーダー
クイックレスポンスセンサー
材料温度センサーの標準型として従来より熱電対を使用していたが、混練時において材料の実温度と盤面指示温度との乖離(かいり)が大きく改善を求められていた。
これら乖離を生じる原因としては以下が考えられる。
- センサーの応答速度が遅く、実温度に追従できていない。
- センサー取付部は缶体であり混練材料の温度との温度差が大きく、その温度差の影響を受ける。
上記の問題点の改善を目的に応答速度が速く、また缶体温度の影響を受けにくい新型温度センサーを考案した。(構造を図1.に示す)
図1)温度センサー構造図
新型温度センサーの特徴
図2)温度センサー応答時間比較


- 熱電対の径が細く、従来型に較べ応答速度が早い。(図2.参照)
- センサーを缶体部からの熱影響を受けにくい構造としたことにより測定誤差が小さい。(表1.参照)
- センサーをホルダーによる固定としたことにより、従来型と取付の互換性が確保されている。
表1)測定誤差比較 ※WD55型によるNR+CaCO3配合練り
盤面指示温度(℃) | 実測値 | |
---|---|---|
温度(℃) | 誤差 | |
80 | 80.1~87.3 | +2.1~+7.3 |
90 | 93.1~98.9 | +3.1~+8.9 |
100 | 105.1~110.4 | +5.1~+10.4 |
110 | 114.0~119.0 | +4.0~+9.0 |
120 | 124.7~130.6 | +4.7~+10.6 |
130 | 134.0~140.4 | +4.0~+10.4 |