次世代を見据える DNA を持つ、ものづくり企業

日本スピンドルは、オーダーメイド設計でお客様のニーズに対応し、製品を一から作る産業機械メーカーです。
1918年(大正7年)、日本で紡績産業が主要であったころに開発・製造した、紡績機用の高精度部品「スピンドル」が、社名に残る創業の製品です。
初の国産スピンドルの製造に成功し、海外で高いシェアを獲得しました。多くの企業から信頼を得た開発・技術力は、現在の産業機械・環境・空調・冷熱各事業の展開へと繋がっています。紡績機用スピンドルが高く評価される一方で、常に時代の流れと顧客のニーズを掴み、産業を支える新製品を作り続けていました。取引先はさらに広がり、独自の技術力は各業界から高い評価をいただいています。
2018年に創業100年を迎える日本スピンドルは、これからも、時代の変化に柔軟に対応しながら、伝統あるものづくり企業として、お客様のニーズに応えていきたいと考えています。

ものづくりへの思い

お客様からのご要望にお応えするとき、「顧客のニーズを商品に当てはめる」ものづくりはしません。求められる性能・形状・設置環境・価格・運用方法は、お客様ごとに異なるからです。「ニーズ」の中に、お客様が求めている「価値」があるのです。
日本スピンドルの一番の特長は、製品を顧客のニーズに合わせてオーダーメイドすること。標準化された基本設計はありますが、そのまま納入することはほとんどなく、細かなニーズに応えるため、営業部門と設計部門の担当者が、お客様と顔を合わせて話をお聞きするところから始めます。
見積もりを作成する段階から基本設計を行い、機械の仕様をご提案していくことも特長です。初めてのお客様においてはデモ機を使って、持ち込んでもらった材料を実際に加工し、お客様に確認していただくこともあり、当然、時間も労力も伴いますが、「ニーズに応え、お客様の役に立つ製品を作る」プロ集団として、日本スピンドルは力を惜しみません。困難なことにも「作ってみよう」と挑戦する社風がしっかり根付いています。

成長を求める人へ用意される学びの場

幅広い業界からの顧客ニーズに応えるため、人材育成についても、さまざまな取り組みをしています。
入社してから3年間(部署・業務内容により異なる)は、新入社員一人ひとりに担当の先輩社員が付き、丁寧に指導をしていきます。入社後3年目には、論文作成と発表の機会もあり、日々の業務だけでなく、自己研鑽・研究・学びのための積極的な支援も行います。部署・職種に応じて開催される勉強会では、タテヨコの繋がりを深める機会ともなるでしょう。
大型の試験用設備で試験を繰り返したり、製造や据え付けの現場で、自分の設計した機械を確認するなど、設計技術者にも、自ら学びを深める場は、多く用意されています。「人を育てることは時間がかかる」と私たちは知っているからこそ、若い人たちの真摯に取り組みゴールへ到達する姿に、喜びを感じています。

時代の波を、ニーズの把握と技術力で乗り越えてきた実績がある

日本スピンドルには、業界のニーズをいち早く把握し、次世代製品の開発へ活かそうとする社風があります。
社名にも使われている「スピンドル」は、紡績産業の役割の変化に伴い、1990 年代に生産は終了します。その後、紡績用スピンドルで培われた開発・技術力は、塑性加工という金属を成形するスピニングマシンへと継承されていきました。フローフォーミングマシンとともに、現在の日本スピンドルの産業機械の主力製品で、自動車部品メーカーを中心に高い評価をいただいています。
また、紡績産業が主要であったころ、紡績機用スピンドルを納める工場では、空気中を舞う綿ぼこりが多く、工場の環境改善が課題でした。集塵機やエアフィルターの開発・製造への流れは、その頃から始まり。現在は鉄工所やゴミ焼却炉など大型施設に据え付けられ、環境保全のニーズの高まりとともに、国内外から多く案件をいただいています。
紡績工場の環境改善での技術と経験は、工場や大型商業施設での空調用・産業用冷却水を再利用する冷却塔の設計・製造や、電子機器・メーカーで求められる精密温調機やクリーンルームの設計・製造へと受け継がれています。

グローバルに活躍

日本スピンドルは世界中の様々な地域で活躍しており、製品によっては約半分が海外のお客様向けです。会社には商談に来た外国人のお客様が頻繁に来社し、電話片手に英語でお客様と商談する営業マンが社内を歩いています。
営業マンであれば商談、技術者であれば機械仕様の打合せ、工事担当者であれば現地工事のSVなど様々な仕事で海外に出張することになります。すべての職種ではありませんが入社3年目くらいで海外出張の機会があるかもしれません。出張先はアジアを中心に北米・欧州ときには南米まで出張することもあります。
語学が不得意な方からすれば〝海外出張なんて無理だ〟と思うかもしれませんが、心配は無用です。ビジネスの場では基本的に通訳が付いており、外国語の使用は現地の移動やホテルのチェックイン、レストランでの食事程度に限られます。
若いうちから経験を積んでおくことは必ず自分にとってプラスになるものです。
海外出張が多いので会社では語学教育にも力を入れており、業務時間内で語学講座を受けることができます。また年に一回、社内でTOEICの試験を実施しており力試しをする機会があります。

オーダーメイドのものづくりで求められる 2 つのこと

日本スピンドルの製品は受注オーダー品。一人の担当者が、最初の打ち合わせから最後の据え付けまで携わるため、自分が設計して作った機械が、お客様のところで実際に活躍し、社会に貢献していることを実感することが出来ます。
お客様のオンリーワンの価値を形にするために、必要なものは二つあります。
一つは、コミュニケーション能力。相手の立場を理解する力や、俯瞰してものごとを見る力も大切です。
もう一つは、自ら成長しようとする前向きな姿勢です。実は、今活躍している社員の中には「人と会話することは得意じゃなかった」という人も少なくありません。そんな彼らが、口をそろえるのは「日本スピンドルには、わからないことや困っていることを、気軽に相談 できるフラットな社風がある」ということです。「お客様のためにいいものを作りたい」という同じ思いを持ち、わからないことは教え合い、言うべきことは伝え合う社風。互いに理解を深める努力をしているのが、日本スピンドルの、ものづくり集団の気質です。

伝統のある「ものづくり」企業として

日本スピンドルは、お客様が求める「価値」の実現を目指す、ものづくり企業です。ものづくりには、日本の産業を支えるという重要な役割があります。
「私たちの製品がなければ、作れない部品がある」「日本の産業と人々の暮らしを支えている」という誇りがあります。継承される開発・技術力をさらに磨き、社会の進歩のなかで日本の産業を支える企業でありたいと考えています。