角型　故障と対策

万一、故障の場合は、下表をご参考に調査の上処理してください。
また、修理は弊社または専門業者にご依頼ください

故障の現象
原　　因
対　　策
〈1〉
モータが回転しない
音もしない。
  1. 停電
  2. 接続線の断線
  3. サーマルリレーの作動
  4. ヒューズの溶断
  5. モータ内部の断線
  1. スイッチを切り、通電されるのを待つ。
  2. 調査し、修復する。
  3. 作動原因を調査し、復帰させる。
  4. 溶断の原因を調査し、ヒューズを交換する。
  5. モータを交換する。
〈2〉
モータがうなるが、
回転しない。
  1. 単相運転
  2. ヒューズの溶断
  3. 接続線およびモータ内部の一相断線
  1. 焼損の場合はモータを交換する。
  2. 溶断の原因を調査し、ヒューズを交換する。
  3. 調査し修復する。
〈3〉
モータの過電流または過熱する。
  1. 電圧が定格以上または以下になっている。
  2. ルーバ、フィリングの目詰まり
  3. 羽根角度の不ぞろい
  4. 空気比重の増大
  1. 電源を調査し、処理する。
  2. 清掃する。
  3. 羽根角度を調整する。
  4. 冬期、熱負荷がないときは、ファンを停止する。
〈4〉
循環水の減少
  1. ストレーナの目詰り
  2. 循環ポンプの不良または能力不足
  3. 水槽水位の低下（エアー吸込み）
  1. 清掃する。
  2. ポンプの修理または交換。
  3. ボールタップの調整。
〈5〉
水が冷えない
  1. ファン、モータが回転していない。
  2. フィリングの目詰リ
  3. 循環水量の過多
  4. 吸込空気の湿球温度の上昇
  5. 吐出空気の再吸込みを行っている（ショートサーキット現象）
  6. 他の熱源の影響
  7. ファンの破損
  1. 〈1〉、〈2〉項参照。
  2. 原因を調査し、清掃する。
  3. 規定水量に調整する。
  4. 仕様値（Ｗ．Ｂ．２７℃）以上か測定して対処する。
  5. 据付場所を再検討し処理する。
  6. ５項と同じ。
  7. 交換する。
〈6〉
異常音および異常振動
  1. ファンの破損
  2. ファンとケーシングとの接触
  3. モータベアリングの摩耗
  4. 締め付けボルトの緩み
  5. ファンベアリングの不良
  6. ボールタップの振動
  7. ポンプの振動が伝わってくる。
  8. 配管の脈動が伝わってくる。
  1. 交換する。
  2. ファン取付位置の調整。
  3. モータまたはモータベアリングの交換
  4. 締め直す。
  5. ファンベアリングの交換
  6. 調査し、調整する
  7. 調査し、調整する
  8. 調査し、調整する
〈7〉
水滴飛散が多い。
  1. 循環水量が過多
  2. 循環水の偏り
  1. 規定水量に調整する。
  2. 散水孔の清掃、各セル入口管のバルブ調整
〈8〉
ベルト切れ
ベルトはずれ
  1. Vベルトの張りが適正でない。
    初期の張り直しをしていない
  2. Vベルトの寿命
  3. プーリのアライメント（並び）が狂っている。
  4. プーリの溝が磨耗している。
  1. Vベルトの張り調整
  2. 交換（Vベルトの寿命は約1年
  3. プーリ面の調整
  4. プーリの交

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